この記事は、ブログ記事にしていなかった制作物を、改めて製作した過程を残す為の記事です。2019-2022年初頭ごろまであまりブログに残すことをしておらず、過去を振り返れなかったので改めて記事にしています。
RP2040の手はんだ実装を挑戦するために、基板を作り、『RP2040を手はんだ実装に挑戦する開発ボードキット』として販売しました。
動機
Sparrow62(v2)+1でRaspberryPiPicoを使った製作をしましたが、そのマイコンであるRP2040を直接使えるようになりたいと思いました。特にRP2040は産業利用もされていないためか、コロナ禍でも入手性が良く、さらに値段の割にはかなり性能が良いといえます。
RP2040が使えるようになれば電子工作の幅が広がると思いました。
製作
この製作については、以下の同人誌で記事にしています。
おもに、以下のような内容です。
- RP2040の手はんだできるようにしたフットプリント
- 位置合わせ治具を作った
- マステだけでもできるようになった
- Pico型とProMicro型を作ったがProMicro型が動作しない。どうやらFlashの配線が原因のようだった。
この過程で、Pico型と、ProMicro型の2つを作りました。
この実装の作業記録をYouTubeにアップロードしてあります。
挑戦キットとして販売する
RP2040の実装にトライしたことが楽しかったため、これをトライするためのキットを作り、販売しました。
キット化にあたり、実装ノウハウをまとめた『RP2040手はんだ実装挑戦指南ガイド』を作りました。これは以下で公開しています。
技術書典13でも書籍と一緒にキットを販売していました。
反響
このキットは私の頒布する電子工作グッズの中では最も売れたキットになりました。実際に挑戦される方も複数現れました。
また、三峰スズさんが、ProMicro版のキットへの挑戦を動画にしています。実装方法について非常に参考になります。
この後
この経験もあって、キーケット2024で頒布したキーボードキットは私の手でRP2040を実装した基板にすることができました。 ここで作った経験が生きたと思います。